今枝弁護士
今日もいい天気です。
さて、先週末の買い物の続き。
最近、実家から送られてきた黒砂糖のお菓子を食べている。
これがおいしい!
こんなにおいしかったっけ?
と思うくらい。
しかし、これがなくなったら、あと1年くらいはこの味を我慢しなくてはいけないなぁ・・・と残念に思っていました。
ところが!
先週、モリソンズで買ったお菓子用の黒砂糖。
まさに黒砂糖の味です。
黒砂糖は体にいいそうです。
早速、開封して時々、食べています。
・・・さて、そんなことは置いておいて、昨晩、合気道から帰ってきたら光市母子殺害事件を担当していた、今枝弁護士の出演番組がYoutubeアップされていた。
彼の涙を流しての会見(2分23秒あたり)を覚えている人も多いと思うが、
凶悪な犯罪を犯しておきながら、ドラえもんとか魔界転生とか訳の分からない言い逃れをする元少年を弁護するなんて一体何を考えているんだろう?
と思っていました。
その理由が、これを見てよく分かりました。
今枝弁護士に対して、批判的な意見もありますが、すぐに泣いてしまうことを除けば、彼の言っている事も一理あると思います。
私は農業高校で非常勤講師をやっていたことがあるのですが、そこの生徒達を思い出しました。
はじめに言っておきますが、よい生徒も多かったですよ。
講師の経験を通じて感じたことですが、
彼らの
学力
親の収入(低収入)
親の無関心
彼らの性格
には何らかの関係があるように思いました。
問題を起こしてしまう生徒には、まさにこれらの要因間に相関が見られます。
その高校では3年生になる前までに問題のある生徒を退学させる方針でした。
でも、私は、
学校が見放し、親も無関心、一体、誰が彼らにアドバイスをしていくのだろう?
と疑問に思っていました。
子供の性格は、生まれもったモノもあると思いますが、社会との相互関係の中ではぐくまれます。
光市の事件を起こしてしまった元少年も、同様だと思うのです。
(実際、彼の家庭環境は酷かったらしいです)
確かに彼が起こした事件は許されるものではありません。
ただ、
筋の通らない言い逃れ。
なめないでいただきたい!
と言った彼の発言も含め、
幼児性と成熟した部分が入り混じった複雑な性格。
そういう人格が生まれてしまった社会のひずみを正すことなく、また、更生の機会を与えることなく、死刑のみを凶悪犯罪の抑止力として使うのは、どうなんだろう?と思います。
元少年は、事件後、ずーっと拘置所にいるらしいです。
更生のための指導って、されていたのでしょうか?
上記の考えは、本村さんの気持ちを逆なでるようなものかもしれません。
本村さんの気持ちを逆なでしてしまった原因として、今枝弁護士は
想像力が欠如していた
ということも言っています。
信頼関係を築いてきた元少年が死刑を言い渡された。
想像はしていたけど、その苦しみは想像以上のものだった。
だから、愛する妻子を殺された本村さんの苦しみは、想像を超えるものであることが分かった。
そんなことを言っていました。
第三者の気持ちをどのくらい共有できるか?
それが弁護にも必要だったのではないかと。
たしかに、本村さんの苦しみをもっと考えた上で、元少年の弁護をすれば、展開は変わっていた気がします。
殺意の否認、訳の分からない言い逃れは、絶対使うべきではなかったと思います。
・・・確かに弁護士は感情に訴えることなく、ロジックで攻めなくてはいけないのかもしれません。
泣いてしまう今枝弁護士を非難するコメントがたくさんアップされていますが、私は、彼の考え方に共感しました。
最後になりますが、本村さんの気持ちを踏みにじるつもりは、私には全くありません。
ただ、この事件をいろいろな視点から、もう一度見る必要があるのではないかと思い記事にしました。
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